2008-01-01から1年間の記事一覧

『日本の「安心」はなぜ消えたのか』

『日本の安心はなぜ消えたのか』が面白い。「心がけでは何も変わらない!」「社会心理学から見た現代日本の問題点」と称してアンチ精神論を掲げ、 日本企業の不祥事やいじめはなぜ起こるかなど 日本人の集団心理を実験によって明らかにしている。 なるほどと…

『悼む人』(天童荒太)

映画「おくりびと」を観てから、「死」についてななんとなく気になっている。 葬式という儀式についてもそうだけれど、現代の死の扱いについても ひっかかったりしていて。 というのも現代ほど「死」が曖昧な時代もないんじゃないだろうか。 イスラエルで空…

越後湯沢「HATAGO 井仙」

国境の長いトンネルを超えるとそこは雪国だった。 夜の底が白くなった。 川端康成『雪国』で有名な越後湯沢に一泊旅行。 目的は温泉と療養などを兼ねて。 温泉は雪のちらつくところを、と選んではみたものの 今年一番の寒さで滞在中は止むことのない大雪。 …

しぶやでクリスマス

仕事の用件で、渋谷へ。 街は、クリスマスを楽しむ若者で賑わっていた。会社の人と一杯飲みつつ、ケーキを堪能。 甘党の真骨頂である。そういえば、昔ほどクリスマスソングを耳にすることが なくなってきた。街に出る機会が減ったと言うことか。季節感のない…

これほど多彩なナンを食したことがあるか!?(GARA 西池袋)

http://r.gnavi.co.jp/a313200/ 会社の友人と池袋のカレー屋さんに行ってきました。ここのウリは10種類のナン! チョコチップスやアップルやあずきなどなど。 そのナンがもう本当においしくて、 カレーもそこそこにナンばかり食べていました!ナンが食べたく…

今年一番の本、映画、展覧会!

ランキングで今年を振り返るというのはもはや年末の風物詩でもあるわけで、そういうのを見ると、あぁ〜師走だなーという気分にさせられる。ではでは、自分でもやってみましょう! 2008年ベストの本、映画、展覧会@ぐちもんた。<本>10位 演劇も観に行きま…

フクヘントーク〜TOKYO SOURCE忘年会

申し込んだきりすっかり忘れていた 「フクヘントーク@バタフライストローク」へ。勝ちどきの倉庫を利用したアーティスティックな作品を売る一室でのトーク。 巨大紙ロボなんかが置かれていて興味深いショップでした。 http://www.butterfly-stroke.com/ フ…

『チェ28歳の革命/39歳別れの手紙』

http://che.gyao.jp/試写会の当たった『チェ28歳/39歳』を二部ぶっ続けで観てきました。Tシャツにもプリントされるなどいまだに革命家として世界中で指示されるチェ・ゲバラ。彼がボリビアで銃殺されてからちょうど40年たった今でも多くの人たちに愛されるそ…

忘年会

社内の忘年会。 赤羽橋の鍋を予約したのだが、開始時間まで余裕が会ったので、東京タワーに上る。3年ぶりくらいかな。 ↑50周年の東京タワー 普段は全く意識しない存在だけど、近くまで来ると意外にもテンションが上がる。 赤羽橋の鍋は 麻布 大膳。 コラーゲ…

レセプション

マレーシア観光局主催のセミナー&レセプションがグランドハイアットであったので行って来た。 マレーシアは今年の燃油高騰などの海外旅行への逆風にも関わらず、旅行者を伸ばしている。セミナーでも熱く言われていた、今年は行き時だ、というのは実際そうな…

 散財

世の中では、ストレス解消にブランドショッピングに走る人もいるようだが、 自分の場合、散財と言えば「本」。普段は欲しい本があっても 「あ〜単行本は高いし、図書館で予約して借りよう。。」 などとぐっとこらえているわけだが、 ちょっと我慢が続くと中…

『情報革命バブルの崩壊』

急成長を遂げるインターネット業界の知られざる暗部を業界内部の立場から暴露し、将来のビジネスモデルとしてのバブル崩壊に警鐘を鳴らす著作。 ネットがいかに金余りの社会からお金を集めて「時価総額経営」という博打経営を打っていたかを明らかにし、金融…

 レセプション

とある大使館のレセプション@リッツカールトン。なにげに初めてのリッツ体験です。ビュッフェの料理もさすがにおいしいものばかり。しかし、いつもながらにパーティの難しさを感じる。 慣れないな。。 ミッドタウンのシャンデリア。 無謀な写真展やりたい願…

ピカソという生き方

裁量労働制を生かして、平日にピカソ展へ! 今週日曜までの開催で、週末は人でごった返すことが見込まれるので 平日にいっておこうと。 迷ったあげく、新国立の方へ。 http://www.asahi.com/picasso/index.html 展示は20代の「青の時代」「赤の時代」から古…

バイバイ ポラロイド

会社の近くの清澄にはアートギャラリーが集まっている倉庫がある。 せっかく近くにそんな場所があるのだから行かないと損なのだけど、いつでも行けると思うとなかなか行かなくなる。ということで、会社帰りに久々に足を伸ばしてみる。ここは、倉庫だけあって…

グラム という名の「呉越」

朝日新聞、月曜朝刊の「GLOBE」に「グラム」という広告メディアが紹介されていた。 アメリカで生まれ、この秋日本にも上陸するグラムメディアとは、複数のサイトを束ねて、各々のサイトで広告が表示された回数に応じて広告料を配分する「アド・ネットワーク…

 初小川@浅草

人生で最後の食事を選べるとするなら、 それはウナギと公言するほどウナギ好きなぐちもんたであるが、 安価な食事ではないために食べる機会は限られる。 だからこそ、何かの節目に食べたい。その節目の食というのが自分にとってのウナギの役割でもある。 思…

軽くなる生き方 松浦弥太郎

cow book経営者であり、『暮しの手帖』現編集長でもある松浦弥太郎氏の著作。テーマは人生の荷物を棚卸しして必要なモノだけ持って行こう、というシンプルに軽やかに生きる人生術(のようなもの)。 正直、この本を読むまで松浦氏のことをすごく戦略家でイン…

 『幻影の書』ポール・オースター

いや〜読みっぱなしになっていた読書記録を一気にアップ!そういえば今日書店で、 「ノートにまとめなさい」系列の類書、「読んだ本は一冊のノートに」という読書術の本が出ていた。2匹目のドジョウっているんだな〜 さて。 帯には「アメリカでもオースター…

裁量労働制

今月からうちの会社に裁量労働制が導入された。 つまり、いつ来ていつ帰ってもかまわないという制度。 ホントだったら10時出社くらいにしてもよいのだけど、一度堕落すると二度ともとに戻れない自分の習性を痛いくらい知っているのでひとまず8時半を自分に…

おくりびと

先日、実家で葬式を体験してから死について 気になっている。亡くなった祖母が棺に入れられるにあたって 現世でもしたことがないほどの すごくきれいな化粧を施された、と 母から聞いたのだが、 それこそが棺納士「おくりびと」の仕事なのではないかと思い、…

『日本語が亡びるとき』水村美苗

本書を梅田望夫や小飼氏といったいわゆるアルファブロガーが紹介し、amazonで在庫切れとなるほどのきっかけを作った。 http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20081107 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51136258.htmlさらに、その後仲俣暁生氏が自身…

写真新世紀

毎年足を運んでいる、『キャノン写真新世紀』。今週中の会期だったので、外出のついでにちょろっとのぞいてきた。若い人の写真が佳作も含めると大量に観ることが出来て、割に楽しい。 http://www.syabi.com/details/canon2008.html あんまり写真は詳しくない…

マレーシア舞踊

「マレーシアの夕べ」という会でマレーシア舞踊を見る。 東南アジアの魅力はなんといってもホスピタリティ。だからこそリゾートとして成功しているんだろうなぁ。KLしか行ったことながないけれど、またいつかリゾートめがけて行ってみたい地であります。 タ…

鹿児島の田舎

家族の用事があり、生まれ故郷の鹿児島まで帰省していた。生まれ故郷と言っても、本当に生まれただけですぐに茨城に戻ってきてしまったので記憶も朧げ。改めてこうしていい大人になって鹿児島の魅力を再発見する次第である。 田舎は繁華街から車で20分ほどい…

 宿屋めぐり

宿屋めぐり作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/08/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 58回この商品を含むブログ (121件) を見る 果たして主人公に同情できるのか主の命令を受け、大権現へ刀を奉納することになった主人公、彦名。彼はひょ…

気付き

後藤繁雄氏がその著『僕たちは編集しながら生きている』で 「編集は、やればやるほどおもしろくなるはずのもので、 どんどんつまらなくなるならば、これまであげた項目のどこかで 間違っているのである」 と記している。 今の仕事では、そこまでどっぷり編集…

『記憶に残るブックマガジン』

『記憶に残るブックマガジン』を読んでいる。記憶に残るブック&マガジン作者: 深沢慶太,小山泰介出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社発売日: 2008/11/12メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 12回この商品を含むブログ (12件) を見る 気になっていたクリ…

ミロスラフ・クベシュ写真展「人間よ、汝は誰ぞ」

チェコ大使館併設のチェコセンターで開催のミロスラフ・クベシュ写真展「人間よ、汝は誰ぞ」内覧会に行く。 http://www.czechcentres.cz/tokyo/novinky.asp?ID=8997 クベジュという名は初めて聞いたのだけど、彼はプラハの春以降、社会主義下のプラハで街角…

フラメンコ

日本とスペインの文化交流の拠点となる「セルバンデス文化センター」の内覧会に行ってきました。今日を持って開校するらしく、開校に先立ってスペイン国王も臨席の上、開校式が執り行われた(昨日?)らしいです。 場所は日本テレビ通りをちょっと入った六番…