グラム という名の「呉越」

朝日新聞、月曜朝刊の「GLOBE」に「グラム」という広告メディアが紹介されていた。


アメリカで生まれ、この秋日本にも上陸するグラムメディアとは、複数のサイトを束ねて、各々のサイトで広告が表示された回数に応じて広告料を配分する「アド・ネットワーク」と呼ばれるやり方らしい。

これによって単体では広告効果が出しづらい、雑誌などのターゲットメディアも、いくつかを束ねることでマスに近い広告効果を出すことができるため、広告価値を高めることが出来ると言うのだ。


これまでのヤフーなどのポータルでは、記事の流用などで情報を閲覧されることはあったが滞留はポータルが基本なわけで、「グラム」はあくまで目次役に徹する。

目次を通じて、スモールメディアな出版・個人ブログを繋ぐ。しかも広告的価値を強化しながら。

「CancamTV」(小学館)なんかも参加しているようだ。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081125/319861/(記事)
http://www.glam.jp/


女性ファッションに特化しているわけだが、今後、好調なビジネス・経済誌でも同じ流れが出てくるのかもしれない。

ぱっと見、ぐっとくるサイトではないが、その広告モデルが雑誌の入広自体のシステムを変える可能性もあるのかも。