2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

上海ツアー 上海3日目

ひょんなことから中国人の日本人ツアー添乗員と立ち話をした。すると彼は困ったようにこんなことを言った。 「日本の旅行会社はチケット代しか出ないような料金で客を集めるから嫌われている。日本人はわがまま。しかもお金を払ってワガママを言うのなら分か…

上海ツアー 上海②

日本にいると中国バッシングの記事を多く目にする。その記事がぼくらの中国へのイメージを作り上げていることについて、受け手である自分たちは無自覚だ。中国を語るとき、いろいろな意味の「中国」がある。それは国民だったり共産党だったり経済だったり。…

上海ツアー④ 上海初日

田舎に行けば田舎の暮らしがあり、都会に行けば都会の暮らしがある。どちらが幸せでどちらが不幸ということはない。お金の量やモノの豊富さ情報の多さによって、幸せの判断は全くつけることは出来ない。幸せはどこにあるんだ?上海は市場開放が進み、中国の…

 上海〜杭州③ 杭州

「天上に天国あり、天下に蘇州、杭州あり」と謳われるほどの風光明媚な景色を誇る杭州。中国人にとって住みやすい街であり、心の和む街である。 そんな杭州の名物の一つが、「トンポウロウ」。豚の角煮。これがまたとろけるようでおいしいんだ。日本のそのへ…

 上海〜杭州ツアー② 寧波

中国人の接客の悪さを象徴する逸話で、列車のチケットを窓口に買いにいくと、決まって「没有(メイヨー)」と即答されるという話を聞いた。メイヨーとは「ないよ!」ということ。つまりチケットを売るのがめんどくさいから、あってもなくても即座にメイヨー…

杭州〜上海ツアー ① 慈渓

杭州湾大橋開通のレポートを主目的として杭州〜上海を7泊で回ってきた。 せっかく多くの写真を撮る機会に恵まれたので、それを中心に浙江省の魅力をほんの少しだけお伝え出来ればと思う。そして最近何かと話題の豊富な中国について、短い旅程で感じたことを…

 実験4号、という名の実験

実験4号作者: 伊坂幸太郎,山下敦弘出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/04/24メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 49回この商品を含むブログ (121件) を見る『死神の精度』が面白かった伊坂幸太郎と大好きな映画である『天然コケッコ—』の監督、山下敦弘が…

曹洞宗大本山 永平寺への旅路

↑永平寺の入り口。ご年配が多い。 ↑緑が生い茂り木陰は涼しい ↑年代を感じる高い杉を抜けたその先が… ↑広さは10万坪。修行僧は観光客に紛れて修行を行う。 ↑六伽藍の中心を成す仏殿。 ↑この門は修行僧が入寺するときと修行を終えて出て行く時の人生で二度だ…

 加賀百万石 古都金沢を行く 二日目

金沢駅はまるでドイツのどこかの駅のように、近代的なフォルムを掲げた(多少大げさな作りの)駅舎だった。この街自体は駅の周りよりもバスで15分ほどいった香林坊なる界隈が繁華街にあたりにぎわっている。スタバもいくつもあるし、109だってある。といった…

 加賀百万石 古都金沢を行く 一日目

かつて金沢は江戸以外で唯一、100万石という石高を誇った日本でも有数な都市の一つだった。 また太平洋戦争の空襲から逃れたことで、当時の建築物がそのまま現代に受け継がれ、今も観光客を楽しませている。前田家の積極的な政策により和菓子の種類も豊富な…

 ゴールデンウィークの雑誌三昧

最近は出版不況だというのに、話題性のある雑誌の創刊が相次いでいる。GWも引きこもるひとのためにおこがましくも新刊雑誌紹介。まずは信頼出来る翻訳者でありアメリカ文学研究教授でもある柴田元幸氏の責任編集による「モンキービジネス」。 タイトルには「…