加賀百万石 古都金沢を行く 一日目

かつて金沢は江戸以外で唯一、100万石という石高を誇った日本でも有数な都市の一つだった。
また太平洋戦争の空襲から逃れたことで、当時の建築物がそのまま現代に受け継がれ、今も観光客を楽しませている。前田家の積極的な政策により和菓子の種類も豊富なうえに味もたしかで、日本海に面して魚介もうまい。全国から来場者が絶えない「21世紀美術館」の成功もあったりと日本で訪れたい街の一つであった。

こうしていくつかの候補の中から、今年のGWは金沢を歩くことに決めたのだ。

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羽田から一時間もかからないフライトで小松空港へ。
現地の到着は夕方。
日が沈む前に、まず向かったのは「ひがし茶屋」である。

尾張と言われる商人街に隣り合ったここは、商人たちをターゲットにした花街だ。距離にして200mほどのストリートなのだけど、古い建物を改装して作られたショップや喫茶は歩いているだけでも風情がある。カメラ小僧もたくさんみられた。
こういう町並みを歩くだけで、興奮してしまう自分は古都フェチなのか。時間も遅かったので、夜は海鮮を食して、一杯やったあとにすぐホテルへ。


↑それぞれの家先には「ひがし」の文字が


重要文化財に指定されている「志摩」。お茶屋である。


↑近くの河から望む夕景


↑食事の後は、「茶屋バー」へ。