今年一番の本、映画、展覧会!

ランキングで今年を振り返るというのはもはや年末の風物詩でもあるわけで、そういうのを見ると、あぁ〜師走だなーという気分にさせられる。

ではでは、自分でもやってみましょう!
2008年ベストの本、映画、展覧会@ぐちもんた。

<本>

10位 演劇も観に行きました。

わたしたちに許された特別な時間の終わり

わたしたちに許された特別な時間の終わり


9位 この語り口に引き込まれる

宿屋めぐり

宿屋めぐり


8位 文庫化されました

ティファニーで朝食を

ティファニーで朝食を


7位 シュウカツ時代に読みたかった

はたらきたい。

はたらきたい。


6位 時代を切り取っている。

記憶に残るブック&マガジン

記憶に残るブック&マガジン


5位 夢中になって読めた

幻影の書

幻影の書


4位 ポジティブになれる。

脳を活かす仕事術

脳を活かす仕事術


3位 うますぎるストーリーテリング

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)


2位 分厚い!

聖家族

聖家族


1位 平野啓一郎、最高傑作

決壊 上巻

決壊 上巻


小説ばっかになりました。意図せず、なんですが。。。
今年は大作と呼べる分厚い本がなぜか多く刊行された年だったようです。
分厚いとそれだけその本に付き合っている時間もながくなり、それが当時の記憶と重なって、今思い出しても印象的になっている遠因かもしれないです。

とにかく、世界がどこへ向かうのか分からない感はますます強まってきました。それを反映して、脳本や勝間本などビジネス書では自分を高める本、しかも自分の才能を1度リセットして、仕組みや脳といった外部要因的に解決を求める本(つまり、やり方さえ間違わなければ、誰でも成功できるというような。)が流行っているように感じます。

平野氏の本は、その文体は流麗ながら、そこに書いてある内容はかなり先鋭的でした。
読みながら、いろんなことを考えさせられて揺さぶられる体験でした。


<映画>
5位 死について改めて考えさせられた。

「おくりびと」オリジナルサウンドトラック

「おくりびと」オリジナルサウンドトラック

4位 安心してみれる。それも傑作の条件

崖の上のポニョ

崖の上のポニョ

3位 ライブ映画の最高峰

ザ・ローリング・ストーンズ×マーティン・スコセッシ「シャイン・ア・ライト」O.S.T.

ザ・ローリング・ストーンズ×マーティン・スコセッシ「シャイン・ア・ライト」O.S.T.

2位 凄まじかった。

1位 観終わった後に何かが残る映画

トウキョウソナタ(竹書房文庫た1-1)

トウキョウソナタ(竹書房文庫た1-1)


劇場で観たもの限定です。なので、当然客観性はないです。

いつの時代に観ても面白い!と思えるのは「ローリングストーンズ」くらいでしょうか。どれもやっぱり時代を背負った映画です。
なんだか、シニカルになりたい時代だけどそこに留まらずにもう一歩先に踏み出してくれる、そんな共通点があるかなぁと。こじつけかもですが。



<展覧会>
ベスト!
井上雄彦 「最後のマンガ展」 
http://www.flow-er.co.jp/

ラストの母性を象徴した部屋では、思わず涙がこぼれるほど
迫力と繊細さが見事にマッチした素晴らしい美術展でした。
マンガの範疇を超えた凄まじいものを感じました。