軽くなる生き方 松浦弥太郎

cow book経営者であり、『暮しの手帖』現編集長でもある松浦弥太郎氏の著作。テーマは人生の荷物を棚卸しして必要なモノだけ持って行こう、というシンプルに軽やかに生きる人生術(のようなもの)。


正直、この本を読むまで松浦氏のことをすごく戦略家でインテリな人なのかと思っていたのだけど、そう簡単な人生でもなかったようで、10代の頃には家出同然で渡ったアメリカで食うや食わずの生活までも体験したようだ。


だからこそ彼の言葉には、様々な体験を乗り越えただけの重みがあるということなのだろう。ここに紹介されている人生の知恵は、とてもシンプルでよく言われていることなのだが、彼の経験・経歴と重ね合わせると新たな見え方がしてくる。


引っかかった言葉をのこしておこう。


・あいさつは「人生のお守り」になる
・人を酔わせる褒め方の大切さ
・「選ばれる人」になるための3つのサプリメントは、観察、察する、コミュニケーションする。
・「思いつきを全部やる」思考のスイッチをオンにする
 (心の中でシュミレーションしてやらないのは、足踏みしているのと同じ)
・「ノー」と言われた時がチャンス
 (1、2回断られたら、そこがスタート)
・「初々しさ」を忘れたらおしまい
・コミュニケーションは「一対一」。会議に頼らない
・気まずいことでも正直に言う
 (相手に「ノー」と言える強さを持つ)


軽くなる生き方

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