気付き
後藤繁雄氏がその著『僕たちは編集しながら生きている』で
「編集は、やればやるほどおもしろくなるはずのもので、
どんどんつまらなくなるならば、これまであげた項目のどこかで
間違っているのである」
と記している。
今の仕事では、そこまでどっぷり編集作業に関わっていないのだけど、どんどん面白くなってはいない。。
なぜか。
やっぱり自分で動けないからだ。
もちろん仕事の中では、相手に指示して動いてもらう、
これも充分やりがいのあることなのだけど、
どこまで自分がそこに主体的に関わるかと言うことについて
全く外に出ない、でいいものができるはずはない。
最近は新刊の台割を考えたりしているが
やはり行ってない国の魅力をゼロから打ち出すのは
難しいと思う。
現場に行かなくても、たしかに作れる。
でも、いざ、社内で外注に頼らずにモノを立ち上げようとする時に
蓄積が全くないことに気付かされる。
何を作っても売れていた時代は、外注していても、それは効率的で
メリットのあることなのだろうけど、
今のように少ない商品でお金をかけずに良いものを作ろうとすると
ノウハウや蓄積がものをいう。
それを痛感する今日この頃である。
- 作者: 後藤繁雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/03/31
- メディア: 単行本
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