ACT FOR JAPAN 〜未来オークションに参加?してきました。

随分前のことになってしまうのですが…
ACT FOR JAPANが主催する「未来オークション」というイベントに参加してきました。
このACT FOR JAPAN http://www.facebook.com/act4jpn

TOKYO SORCEの編集長が主導して立ち上げた、アーティストやクリエイターが自分たちに出来ることをやっていこうとする「復興支援アクション」。


今回はそのACT4主催で、写真家がこれから撮る作品をオークションで競り落とす(そして落札金額は義援金に)という変わったイベント。作品が目の前にあるのではなく、これから作ってもらう権利を購入する。




オークションは初参加だったのだけど、プロの司会の仕切りで、独特の緊張感。
続々と金額は上がり、ときには10万円超えも。



入札したかったのですが、雰囲気にのまれ(笑)
ただ見守るばかり。
あのテンポを創り出す司会の人のディレクションすごい。

※参加アーティストはコチラ。そうそうたるメンバーです。
善意で参加を決意した写真家の方々もすごい。
http://act4.jp/artists/index.html.ja


※こちらでもイベントが写真が観られます。
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.194744603903009.47403.186350861409050

震災から3週間

実家も断水が修復され、落ち着きを取り戻してきたらしい。
そんな母親と話をした。
「今日、募金してきた」って。
被災地すれすれな場所なはずだけど、住む場所を失い、甚大な被害を受けた場所に比べればぜんぜんたいしたことないということなのだろう。
金額もめいっぱいしていこうよ、という話をした。
孫さんが100億円でそれはそれですごいけど、100億って彼の資産の何%?
そう思えば、「一般市民」の所得に換算しても何万、何十万の寄付をすべきなのかもしれないと思う。もちろん、継続的に。


    1. +

ap bankではピースボードと連携して、ボランティア派遣を始めた。
http://www.apbank.jp/

週末を利用するものもあるので定職についている人でも参加できる。聴くところによると、今回はボランティア経験のない初心者の応募の方が多いらしい。みんな何か役に立ちたくて、できることをそれぞれの立場で考えているだろうな。


現地ではボランティアが圧倒的に足りないという話もある。行けば迷惑ということもないみたいなので検討したい。

物資や義援金についてもメジャーな「赤十字」に集まりがちだけど、ちゃんと被害状況を鑑みて、平等に配分したりというメジャーどころならではの時間がかかってしまうという実情もあるので、それ以外のNPOにお金を預けることで「今、すぐ」必要なところに個別に届けてもらうことも必要なのかもしれない。
物資は県の窓口にはとどいても、末端の避難所、あるいは避難所にすら行けないお宅には全く届いていないようなので。物資の格差が起きているそうだ。
現地のことがつぶさに分かるわけではないので、twitterなどの情報頼りだけど。
支援する側も少しだけ想像力を働かせることが求められているのかも…と思う。

    1. +

マイラバakko 提案の「贈る図書館」というプロジェクトもあるみたいなので
こちらも貼っておこう。http://www.apbank.jp/fundforjapan/library_gifts/

  1. +

ミスチルの「かぞえうた」を聴いた。


これから生きていく人たちに向けた歌だと思った。
起こった悲劇を悔やんだり、逆に励ましたりするんじゃなくて、
希望があると「信じたい」、ということ。


でもそれにしたってそんなすぐには思えないだろうし、という気持ちもあったりして。
ただどうしたって自分は被災者じゃないし。感情移入もおかしいし。
カズダンスもそうだけど、単純に感動した!頑張っていこう!と思えない自分もいたりして。


なにもできない凡人だけど、行動だけは起こそうと思う。


思考や言葉や感情はこの際、どうでもいいんだろうと、twitterやメディアのこれまでのやり取りをずっっと観てきて、思った。


東電の体制はやっぱり批判されるべきだし、原発のことも相当深刻な問題だけど、あーだこーだ言うだけじゃなく、もちろん無関心でもなく…行動する側にいようと思った。単純にそっち側にいる人たちが自分はやっぱり信用できるということなのだ。

池谷展

新潟県限界集落、池谷に足しげく通っている一人のボランティアが開催している写真展。
ちいさな規模ながら、奇しくも今やるべき意義のある展示。
TAB イベント - 小佐田美佳 「The Happiest Village~池谷の四季」


池谷は中越地震で集落存亡の危機にあいながら、東京のボランティアなど様々な支援と人のつながりを得て、復興を目指す16人(今はもう少し増えたのかな?)の村。
震災の後の心のケアや、集落としての人とのつながり(外部との)の重要性を実地に証明している村ともいえる。比較しようがないけど、復興支援のひとつの形としてここの村の歴史が今回にも役に立つこともあるかもしれない。(専門家ではないからてきとうなことはいえないけど…)


さらに今回の展示で支援物資を集めていた。NPOの配送協力を得て、現地に届けるのだそう。
行政が大量の物資を送るのを観て安心してしまいがちだけど、現地にはモノが届かないと言うツィートを多く見かける。避難所まで物資が行っても「情報不足」「燃料不足」でそこから撒いたりするのが困難らしい。避難所にまでいけないご老人もいるようだし。そんなときに小回りのきくNPOであれば物資自体は少なくてもほんとうに必要なところに届けられるのだそう。


マスコミが報じないとくに大きな被害とまではいえないような現地のレポートを写真家の石川直樹氏がブログに綴っている。
情報の瓦礫。 | 石川直樹 For Everest


(話はそれるけど、このブログを読んでいると、マスコミ報道の在り方について考えてしまいますね。。個人が情報を発信できない時代はこの「煽動的文体」で売れたし、読んでもらえたんでしょうけど、個人が実名で個人目線で(マスコミ文体ではなく…)情報発信できてしまうと、その扇動的な部分ばかりが目立ってしまうんでしょうねぇ。。)


地震

1000年に1度、と言われる未曾有の地震が起こってから10日目。
これまで観たこともないような事態が次々に起こり、情報に翻弄され、様々なことを考え、人生観も変化せざるを得ない体験となった。


いかにこれまで信じていた「日常」がかりそめのものだったか。
その一時の日常に甘んじて、のんびり生きてきたに違いないこと、
そしてなにより、いまもその被害の真っただ中にいて、苦しい生活を余儀なくされている人たちが大勢いること。

この事態に「なにかしたい」とずっと考えています。
だけど出来ることはほんとうに少ない。実感を持って役に立てていると思えることなんてないも同然。(もちろん寄付や節電や買いだめしないとか基本的なことはできるけれど…)


twitterfacebookの書き込みで各所で起こるポジ/ネガの発言・やり取りを追いかけながら、もう答えのない問題ばかり悶々と考えてばかりでしたが…
今、感じるのは「なにかができる」という実感なんて正直、そんなものはいらないのだということです。むしろ、役に立てたという中途半端な自己満足なんていらなくて、歯がゆい気持ちを持ち続けながら、なにがしかのアクションを継続していくことが必要なんだと思う。


というのも、復興までの道のりって、ほんとうに長く、険しいと思う。


今はまだ行方不明者を探したり、避難者の住居を確保すること、原発事故を止めることが最優先課題だけど、その先には壊滅した街の復興や風評被害の解決や。もっと拡げると、今回起きた「停電」「原発」の事象を受けて、これから日本はエネルギーをどうするのかという、自分たちに大きく関わるライフスタイルの転換も受け入れていかないとならないはず。


今、寄付を○○円しました、くらいで「何かできた!」と思ってしまってはまずいわけで。


各所でいわれているように、今回の震災から「復旧」ではなく、「復興」。
ここを転換点にして、あたらしい価値観が生まれる…そのくらいのものにしないと、これから日本はほんとうに立ち行かなくなるような気がしている。。(大きな話すぎて手に負えないわけですが…)


自分が仕事で関わる「観光」という分野も平和な土台があってこそ成立するもの。
東北のために、というと偽善っぽく聞こえてしまうのだけど、おそらく復興を意識することは自分たち、東京に住む人にとって、日本に住む人間にとって、絶対に必要なことのような気がしています。


今はとにかく自衛隊消防庁、東電の現地スタッフ、NPO、支援者の方々等々を応援するしかないのですが、次の段階へいけば復興のための寄付やお金が必要になるとおもいます。そのときに自分たちに馴染む形で、お金を回せるように情報をあつめておきます。どこからどこへお金を回すか、ということは自分の思想がでる部分だと思います。いくつくところが同じでもその思想に忠実に。それが無理のない参加、ついては継続性の源になるんじゃなかと感じています。
寄付先はなにもジャニーズばかりじゃない!笑

◆◆震災復興チャリティまとめ◆◆

あくまで「個人」の目を通してまとめておきたいと思えるサイトを集めました。
寄付は自分が託したお金がどんな考えの人に、どのように使われて、現地に届くのかを理解してこそ、継続的に続けられるのではないかと考えます。
すべて赤十字へ!ということでもなく、たとえそれがファン心理から始まったとしても、自分が共感できる先へ寄付することも大切なことではないかと思います。
まだまだ少ないので、今後情報を増強していきたいと思います。



◆◆情報サイト◆◆
震災情報サイト『sinsai.info』
http://www.sinsai.info/ushahidi/


内閣官房ボランティアサイト連携 救護情報サイト
『助け合いジャパン』
セキュリティチェックが必要です


『pray for JAPAN』
Pray for Japan


ほぼ日刊イトイ新聞 『東日本大震災のこと』
東日本大震災のこと。 - ほぼ日刊イトイ新聞


佐々木俊尚公式サイト
『被災地に救援物資を! いま私たちに求められていること』
被災地に救援物資を! いま私たちに求められていること | 佐々木俊尚公式サイト



◆◆チャリティ/募金サイト◆◆

アーティスト、クリエイターによる被災地のためのチャリティー支援
『ACT FOR JAPAN』
ACT FOR JAPAN - ページ情報 | Facebook


東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!』
サッカー日本代表VS Jリーグ選抜(3/29)
(2011-03-17)「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」開催のお知らせ |トピックス|JFA|日本サッカー協会


ap bank Fund for japan
ap bank
櫻井和寿小林武史他、賛同ミュージシャンのコメント


集英社 義援金動画
『届け! みんなの元気玉〜悟空とアラレの応援メッセージ』


●●募金サイト◆◆

YAHOO!募金
鳥山明栗城史多庵野秀明らの壁紙購入』
http://bokin.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html


イーココロ(ユナイテッドピーピル)ワンクリック募金
http://www.ekokoro.jp/urgency/urg-14.html


緊急募金】東北地方太平洋沖地震
『T-ポイントの残高による募金』
Tサイト[Tポイント/Tカード]


特定非営利活動法人ジェン(JEN)
活動報告と寄付窓口
http://www.jen-npo.org/index.html


東北関東大震災義援金義捐金)と寄附金控除』
http://hxxk.jp/2011/03/14/1650
※2000円以上の寄付は確定申告で控除の対象となるみたいです。


●●コメント・寄稿文◆◆


村上龍『危機的状況の中の希望』(ニューヨークタイムズ寄稿文)
http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/2581/


井上雄彦 『スマイル』
井上雄彦氏 Message - Togetter


MUSICA 応援メッセージサイト『HOPE FOR TOMMOROW』
HOPE FOR TOMORROW : ミュージシャン達による東日本大震災応援メッセージサイト


岡田武史コメント
(2011-03-15)岡田武史 元日本代表監督からのメッセージ|トピックス|JFA|日本サッカー協会


向井秀徳『ふるさと弾き語り』(YouTube動画)
向井秀徳 - ふるさと - YouTube


田中優
『新しいエネルギーの未来』
http://www.eco-reso.jp/feature/cat1593/20110319_4986.php


台湾チャリティイベント 中田英寿
東日本大震災 チャリティー募金活動 中田英寿 佐藤麻衣 - YouTube

ブレストが苦手

だなぁ、と最近つくづく思う。。


週一の会議で。
どうも、こう議題を発展させることやあたらしい視点を投げかけることが得意じゃない。
まぁおそらくフレームワークが足りないんだろうなぁとつくづく思う。


普段の地図の仕事って、ほんとに専門職のようなもので、この会社、この部署でしか使えないけどそれをマスターしないと先に進めない知識や技術、考え方が多い。(もちろんそこから普遍的な仕事の力を養うことはできるわけだけど)
ただ、近視眼的にそれだけに注力しすぎると、引いた視点でものを観たり、語ったりする能力が育たなくなったりする。一見、業務に直接的には関係ないこともマスターしていかねば…と痛感する今日この頃。


で、ブレスト。

たとえば、必要なのは、「質より量」「自由奔放」「批判厳禁」「便乗歓迎」とのこと。
http://business.nikkeibp.co.jp/as/epson_3lcd/tips1/05.html


なんとなくは分かっているけど、それを具体的に「意見」として表明するにはけっこうハードルが高い。


よくないなぁと思うのは、自分の意見に固執してしまいそうになる、ということ。
多角的に物事を捉え切れない。
瞬発力も足りない。
これどうかな…と自分の頭でこねくり回しているうちに、議題は先に進む。。


まぁ訓練が足りないと言うことなんだろうけど、
ブレストも「会話」的なわけで、当然、独演会でもプレゼントもちがうわけで、


慣れが足りないばっかりに、意見を「言う」ことに神経が集中しすぎてしまって
「聴く」ことが疎かになって、積み上げたり、会話を発展させたり、という部分が弱くなってしまうのが原因だと思う。


いや、でもファシリテーターは達人なので、いつも気付きの多い会。
とても貴重な場であることには間違いない。