池谷展

新潟県限界集落、池谷に足しげく通っている一人のボランティアが開催している写真展。
ちいさな規模ながら、奇しくも今やるべき意義のある展示。
TAB イベント - 小佐田美佳 「The Happiest Village~池谷の四季」


池谷は中越地震で集落存亡の危機にあいながら、東京のボランティアなど様々な支援と人のつながりを得て、復興を目指す16人(今はもう少し増えたのかな?)の村。
震災の後の心のケアや、集落としての人とのつながり(外部との)の重要性を実地に証明している村ともいえる。比較しようがないけど、復興支援のひとつの形としてここの村の歴史が今回にも役に立つこともあるかもしれない。(専門家ではないからてきとうなことはいえないけど…)


さらに今回の展示で支援物資を集めていた。NPOの配送協力を得て、現地に届けるのだそう。
行政が大量の物資を送るのを観て安心してしまいがちだけど、現地にはモノが届かないと言うツィートを多く見かける。避難所まで物資が行っても「情報不足」「燃料不足」でそこから撒いたりするのが困難らしい。避難所にまでいけないご老人もいるようだし。そんなときに小回りのきくNPOであれば物資自体は少なくてもほんとうに必要なところに届けられるのだそう。


マスコミが報じないとくに大きな被害とまではいえないような現地のレポートを写真家の石川直樹氏がブログに綴っている。
情報の瓦礫。 | 石川直樹 For Everest


(話はそれるけど、このブログを読んでいると、マスコミ報道の在り方について考えてしまいますね。。個人が情報を発信できない時代はこの「煽動的文体」で売れたし、読んでもらえたんでしょうけど、個人が実名で個人目線で(マスコミ文体ではなく…)情報発信できてしまうと、その扇動的な部分ばかりが目立ってしまうんでしょうねぇ。。)