ブックフェアとその講演

今年も国際展示場で、本の見本市「国際ブックフェア」があったので
行ってきました。


実はけっこう毎年足を運んでいる常連なのですが、
年々活気がなくなるのが、よく分かります。。


展示スペースは徐々に狭くなり、商品ばらまきなどは消え、
見本市というか単なる出張本屋に化してしまっている様子も見受けられ、
さらには参加者もどんどん減ってきているような。


そんな中、ディスカバー21社長干場さんの講演があったので
行ってきました。


タイトルは「ビジネス書進化論」。
まぁ仕事ジャンルには直結しないのですが、
活気のある会社の社長は、いったいなにを考えて本作りに当たっているのか
気になっての受講でもあります。


中身は、ビジネス書の今昔や直取引の現状、Webマーケティング
今後の出版業界についてなどなど。
様々な議題を駆け足で紹介しただけあって、
1時間はあっという間。


印象に残った姿勢は、
「視点を変える」「明日を変える」
ということが一貫されている、ということ。
つまり、新しいことを生み出そうという気概にあふれている。


会社のドメインとして、
「21世紀の新しい価値基準の選択肢を提供する」
ということに重きを置くことをディスカバー流と宣言していたのだけど、


まさにモノが売れない時代。
新しいこと、チャレンジグであることをしないと
消費者まで届いていかない。
それは本に限らず、どこの業界もそうな気がします。


だからこそ、必要になってくるのは、そこに宿る理念。


何か新しいことが受け手に伝わらないと、
身銭を切ってでも買おうというところまで動かせない。


「受け手に伝わらないとコミュニケーションは成立しない」という
話にも繋がっていくなぁと感じた次第。


これまでと同じやり方でいいじゃん、という考えこそ
今の時代、リスクなのかもしれないなぁと感じたのです。