フクヘン。展

BRUTUSのフクヘン。こと鈴木さんが、人気ブログをリアルに展開した企画展を代々木八幡のギャラリーラムフロムで開催中。早速いってきた。
フクヘン。- 雑誌ブルータス副編集長、鈴木芳雄のブログ
それほど広くないギャラリーの一角にこれまでの作品、写真、ラフや色校まで置いてある。特にこれまでの特集のイメージやラフのラフ、走り書きなど、最前線で活躍する編集者の仕事ぶりを覗かせてもらったようで興味深い。

いらない紙に所狭しと書かれた特集のアイディアや、特集の根幹を成していくキーワードなどいかに無から雑誌が出来上がっていくかという様をありありと見ることが出来る。
アイディアは場所を選ばない。それをいかにブラッシュアップしていくか、しつこく考え続けることが出来るかが重要なのだと言うことが伝わって来る。

ここからは推測でしかないが、とにかく視覚のイメージから落とし込むということが重要なのかもしれない。
フラッシュイメージ→構成→台割→サムネイル
と、順を追っていくごとに具体性と正確さが増す。とにかく、書き付けること、それについて考え続けてみること、しかもそれを具体で追いかけていくこと。そのために、日頃からイメージを強く意識していないと行けないし、言葉にも敏感でないといけない。
企画の背景や経緯をツラツラ、補強していくことよりもグイグイ具体的に考え、核心に迫ることの方が実りがある、ということかもしれない。


ちなみに。
このラムフロム、売っているグッズも今をときめく作家さんのものばかり。
村上隆奈良美智草間彌生などなど。
思わず、ポストカードも買ってしまった。もちろん、BRUTUSのバックナンバーも!


帰りがけの本屋で。
プルートゥ』が大詰め。だいぶ謎が判明してきた(遅い?)。ほぼ日の『吉本隆明の声と言葉』は糸井氏があれほど力を込めて作っているので、買わないわけにはいかない。

PLUTO 6 (ビッグコミックス)

PLUTO 6 (ビッグコミックス)

吉本隆明の声と言葉。〜その講演を立ち聞きする74分〜 (Hobonichi books)

吉本隆明の声と言葉。〜その講演を立ち聞きする74分〜 (Hobonichi books)