環境問題について考えたり


bank bandの沿志奏逢2を聞いている。
演奏者が、音楽を楽しんでいることが、これほど伝わってくるアルバムもないだろう。
全く気負いがない。


櫻井さんは、昨年の台風でフェスが中止に鳴った時も、
これはこれで仕方ない、こういうこともあるさ、というニュアンスの
発言をしていた。


自然はいいものだ。常に人間の都合のよいように
役に立ってくれるという奢りを捨てること。
つまり自然をコントロールするのではなく、
あるがままに自然の一部に鳴ること。
そんな想いの込められた、発言だったように思う。


そうなのだ。
環境というのは、人間が私利私欲のために
コントロールできるものではないのだ。


リサイクルの偽装が発覚した。


昨今の環境問題への興味関心へ冷や水を浴びせる行為で
あることは間違いない。


日本の企業の談合性質がまた垣間見えたようだ。


だが、ここでいいたいのは、きっとそういうたぐいの話ではない。


人が、人をだまし、地球のためにやってますよ、という
アピールをする。
それが発覚して、人が人を糾弾する。
地球からしてみたら、なんて滑稽なんだろう。


環境問題は多くの矛盾を抱えているはずだ。


それは、人間の欲望と環境維持が現状では両立できないのだから。


であるならば、そこに正解はない。


批判や糾弾を覚悟で、人は行動を起こすべきなのだ。


今回の不祥事のように、現状を維持、しようとして
その場しのぎをしていることが、未来にとって
最もいけないことなんじゃないだろうか。


生活スタイルを変えないと、
未来はこない。

そこに苦痛に感じるか、可能性を見るか。

それはその人の器量でしかない。



だけど、それを世間全体のムードにしていかないと、
何も変わらないんだと思う。


大切なのは、行動することだ。