とある編集者の集まりに紛れ込み、花田紀凱氏の講演を聞いた。


花田編集長とは元「週間文春」の編集長時代に、週刊文春を週刊誌売上トップの座にのし上げた方である。

51万部を130万部にまで押し上げたのだからすごい。


その後、「マルコポーロ」や「UNO」、「編集会議」などの編集長を歴任し、現在オピニオン雑誌「Will」の編集長。
「Will」はこの形態の雑誌の中では、「文藝春秋」に次ぐ売上を記録しているらしい。


そんな有名編集長による、いかにして売上を上げるか!?というお題目の講座。


…ということなんだけど、個人的にこの方のお話を聞きたいと思ったのは、自分がかつて『編集会議』の「編集者養成講座」を受けていたことがあったから。僕の中で、この講座の存在に感謝するところは大きく、どんな方が講座を立ち上げたのかということにも大いに興味があった。




今回のお話の要点は次の二つ。

  • 企画はタイトルが命!!
  • その企画を考えるためにとにかく人に会え!!


結局、いきつくところはやはり、そこ。

うだうだ迷っていたり、逡巡していることがいかに時間の無駄なことか痛感する。
今の自分を戒める言葉でもある。


花田さんによると、

「コミュニケーションの中の言語による割合はたったの5%。あとはそれ以外の仕草や表情や動きによるもの」

なのらしいのだ。
電話で用件が済んだ、とおもいがちだけど、それだと実際のコミュニケーションの5%しか伝わっていないんだね。


他にも本を読む習慣や言葉の力を磨くために、など含蓄に富んだお話ばかり。


最近、だらけていた自分に、分かりやすい痛烈な指標として、身体に刻まれるお話になった。