翌日は朝からあいにくの雨。朝食はシンガポール植物園まで車で30分かけていき、園内のレストランへ。
そろそろ胃腸が頑張りすぎていて、控えめな朝食。でも、植物に囲まれながらの朝飯はなかなか気持がいいかもしれない。


その後、「セントーサ島」へ。ここはもう島自体が巨大なエンタチメントと化している。家族で来たら、楽しそうだ。まずはスカイタワーに登り、島全体を見渡す。高さは110m。


↑今も開発中
ゴーカートのようなものもあって、それで丘を下ることも出来る。
これもまた、なかなか楽しい。

マーライオンにも登れる。頭のてっぺんが見晴台になっているのです。マーライオンシンガポールの象徴となっているが、その昔シンガポールを訪れたスマトラの王子がライオンに出くわしたことでシンガポールをライオンの村、と名づけたらしい。「シンガ」とは、ライオンの意味、「ポール(かつてはプーラ)は都市」の意味。また下半身の魚は古来より海の町として栄えてきたシンガポールを象徴して、との意味が込められている。しかし、島全体をテーマパークにするなんて、なんてエンタテイメントに篤い国なんだ。島の向かいの港には08年に、世界最大の観覧車ができ、島にはカジノホテルが出来る。F1の誘致も決まっている。国を挙げて、観光に力を入れているのが伝わってくる。
 昼はセントーサの向かいの港、最大のアウトレット『ヴィボシティ』の中のオーガニックレストラン。いや、胃に優しくてうれしい限り。フルコースだったけどね・・・

午後は今年で120周年を迎える 
ラッフルズ・ホテル」へ

瀟洒なエントランスが、歴史を感じさせる。
まずは、ハイティ。(お腹いっぱいだけど。。)


妙に西洋人ばかり。どれもなかなかのお味です。調子に乗って、「シンガポールスリング」も。


シンガポールスリング」とは、1915年、ラッフルズのバーテンが最初に作ったのが始まりのジンベースのカクテル。トロピカルなチェリー味で、とても飲みやすい。もともと女性が飲みやすいために作られている、というから当然か。そのカクテルを生んだことで有名なのが、「ロングバー」今でもピーナッツの皮はそのまま床に捨てる。それが粋なこととされるのだ。


ホテルはイギリスの植民地時代に、アルメニア人、サーキース兄弟によって10室からスタートした。一時期、新興の外資ホテルに押される時期もあったが、90年代の改装により再び人気を取り戻したとのこと。これまで泊まった他のホテルと違って、歴史と気品を各所から醸し出している。接客もインド系の人が多く、そのホテルの成り立ちのようなものを物語っているように見えて興味深い。今回は客室は見れなかったのだが、一度は泊まってみたいホテル、には違いない。


入り口の護衛さん。ダンディーすぎる。

夜はクラークキーの夜景を眺めながら、中華!いや、でもおいしいのだけど・・・

そして、さらに「シンガポール・スリング」というバーへ

ここは世界中のシンガポールスリングの発行元。ここからラッフルズにも卸しているそうな。どこへ行っても、シンガポールスリングの同じ味が楽しめるように、卸し始めたらしい。


シンガポールスリング・アイスクリームやらシンガポールスリング・マンゴー味やら・・・テーブルの上はシンガポールスリング尽くし。ついには、自宅でお手軽シンガポールスリング、セットまでいただきました(シェイカーとさらにはグラス付)是非とも試してみたい。


こうして、クラークキーの港で赤いグラスを傾けながら、旅の余韻に浸ってみたのでした。