航空会社主催でシンガポールとクアラルンプールに5日間のプレスツアー。どちらも始めての土地である。シンガポールまでは成田から6時間。そこからクアラルンプールまでは一時間弱。時差は1時間。


まずは初日のKLから。クアラ・ルンプールとは「濁った河の出会う場所」と言う意味で、マレーシアの首都である。2020年の先進国入りを目指し、現在、経済成長の真っ最中。宿泊地ウェスティンからも、その発展の象徴である「ペトロナスツインタワー」がさんさんと輝く。街一番の繁華街、ブキビンタンの一角にあるこのホテルは観光にも立地が非常にいいのである。


まずは市内を一望できる「KLタワー」へ。コンクリートで出来た塔としては非常に珍しく、世界一の高さとのこと(421m)。ツインタワーがあるせいであまり目立たないんだけどね。登るとけっこう高いです。360度見渡せます。KLという都市がいかに緑が多いか、例えば六本木ヒルズに登って見渡した感じと比べてみても、感覚としては非常に違いが分かる。急激に発展したおかげで、都市計画なんてあったもんじゃないらしいのですが、緑を保存しようという意思はあったようで、それはところどころに表れている。



その後、「王宮」へ。ここは文字通り、王様が住んでいる場所。
面白いことにここは年に一回、旧正月の時期に開放されるのです。オープンハウス。それもなんと誰でも入ることが許され、王が訪問者全員に食事を振舞うと言うのだ。もちろん観光客もOK。なんて平和な国なんだ、マレーシア。このテロ警戒のご時世に、ちょっと考えられない奮発っぷりなのです。(ちなみに10月上旬) このオープンハウスと言う習慣。マレーの田舎では特に顕著に、行われているということですが、さすがにKLでは都市化が進み、行われることもほとんどないとか。都市において、ご近所づきあいが薄れるという現象は、どの国でも一緒のようだ。



その後、「モスク」へ。女性は青い布を被って、肌を隠します。
ここマレーシアではイスラム教も信仰されている宗教の一つ。ホテルのどこかには必ず「西」(メッカ)を示すマークが付いており、どこにいてもお祈りをささげることが出来るのです。そして「独立公園」へここの国旗掲揚台は世界一の高さを誇るらしい。パブリックビューイングをやるにはちょうどいいところだ。


お昼はニョニャ料理のセントラルマーケット内「プレシャス」。ニョニャとは、中国人と結婚したマレーシア人女性のこと。味付けもマレー料理+中華風って感じ。微妙な差だけど。。ココナッツ入りのカレーなど、甘くて辛い、ちょっとくせになりそうな、そんな味がたまらない。いや〜ご飯が進むんだよね、これがまた。
午後はKLCC(クアラの中心部。ツインタワーのショッピングセンター)「スリアKLCC」へ。[f:id:u1124
ツインタワーはペトロナス社という石油会社の建てた、いわばオイルマネーのタワーです。中に石油万歳、のような博物館があり、見学。石油採掘現場などが再現されており、社会化見学には最適だろう。観光にはちょっと退屈か。しかし、すごいタワーだよね。台湾の貿易センターが出来るまで世界一の高さを誇ったらしく、ホント石油ってのは儲かるんだな。ドバイなんかを見ていても、ほとほとそう思わされる。こっちでは石油の値段は60円/L。それでも近年、倍増しているそうな。どんだけ安いんだ。日本では130円?韓国では150円超だったからなー。資源のある国はやはり強い。ちなみに、このタワーに登ることが出来る。途中の二つの塔を繋ぐ、橋のところまでだが、この人気がまたすごい。AM8時に整理券を配り始め、8時半にはもう夕方の分くらいしかとれないらしい。。
そんな早起きできないよ。。でも、一度は登って見たいよねぇ。
 ショッピングセンター内をざっと見学して、ホテルへ。