澹然斎(タミョンジュ)民泊
タミョンジェは朝鮮時代の大儒学家であるリュソンリョンの12代目にあたるリュソンウの邸宅として建てられた伝統様式の建物。また、タレントのリュシウォンの本家としても知られ、リュシウォン氏は現当主のリュソンウ氏の次男になる。長い間一般には公開されず保存されてきたが、直接感じるのが難しくなった韓国の伝統と風習を恋しく感じられる人のためにと一般公開されるようになった。

リュシウォンがすごしたといわれる「スホン」と言われる独立した建物も見学できる。彼が寝泊まりしたベッドや彫刻作品などファンには垂涎もの。他にも、伝統的ボードゲームのような「ユンノリ」(右写真)、矢を壺に入れて遊ぶ「トゥホ」なども体験できる。夜には韓国伝統音楽を目の前で聞いたり、火炉を使って焼き芋を食したりすることも出来る。


伝統家屋での民泊というと設備は非常に劣悪なものを想像しがちだが、水周りはとてもきれいで使いやすい。韓国の古いいい伝えで「岩にも木にも全てのものに神が宿っている」と言われており、タミョンジュでも家屋の様々なところにも神がいるとされ、トイレや台所をキレイにしておく風習があるからだ。
翌朝7時には河回村の早朝散歩も行われ、村の成り立ちなどについて詳しく説明を聞くことができる。

のんびりとした自然の中、スタッフの心のこもったもてなしを受けながら韓国の伝統的な生活を存分に体験する。旅の通過点ではなくより深く韓国を知る機会を提供するタミョンジュはファンならずとも楽しめるに違いない。1泊5人利用で、1,100,000 W/人 (食事別:50,000W) 休憩5時間:500,000W/人 http://www.damyunjae.com/ タミョンジュ、泊。

河回洞仮面博物館:安東市は仮面(タル)でも有名で、年に一回、国際仮面舞踊フェスティバルも行われている。ハフェビョルシング(仮面をかぶった人間に神が降りて来るもの、踊りを伴う)が代表的な仮面劇。踊りに使われる仮面などは他の地域の仮面とは違い、あごの部分が分離していて、話すときにあごの部分が動くのが特徴(右下写真参照)。踊り自体は、社会的風刺とユーモラスな内容で構成されており、世界的に見てもストーリー仕立てになっている仮面劇は珍しい。仮面博物館では、韓国だけでなく、世界中の仮面を集めている。特にヤンバン面の仮面は独特の顔付で外国にまで広く知られている。