『ソーシャルネットワーク』観ました

THE SOCIAL NETWORK

THE SOCIAL NETWORK


全世界で5億人が登録しているという巨大SNSフェイスブックのCEO、マーク・ザッカーバーグフェイスブックを立ち上げるまでの黎明期を映画化した作品。
監督は『セブン』や『ファイトクラブ』のデヴィッド・フィンチャー


事前情報をほとんど持たずに「フェイスブックの話でしょ?」くらいで観に行ったのだけど、ストーリーはけっこう予想を裏切られた。
というのも、「社会をよくするために若くしてSNSを立ち上げ、ソーシャルメディアを浸透させた時代の寵児」というサクセスストーリーだと勝手に思ってしまっていたのだが、どうもそーでもない。
そもそもフェイスブックの前進にあたるSNSは彼女にフラれた腹いせに酔って作った「ハーバードの女子大生格付けサイト(顔面)」みたいなもんだ。
しかも悪のりした上に、反省の色もなく、とにかく一貫して態度がでかい。頭はいいけどコミュニケーションに難がある天才といった感じ。人によっては開始10分で嫌悪感すら抱く主人公なんじゃないだろうか。。。


うーん、でも。
それでもかなり面白い映画。


天才が繰り広げる畳み掛けるようなロジカルなトークの応酬はジェットコースターのようだし、ベンチャー勃興前夜の高揚感、盛り上がりを一緒に体感しているような錯覚に陥れてくれる。


とくにマークとナップスターの創業者、ショーン・パーカーがクラブでフェイスブックの未来について語り合うシーンはこっちまでワクワク昂って来る。


誰もなし得ない成功を確信したやり取りが、クラブの重低音と相まって高まっていくのだ。


その裏には、パートナーの裏切りや親友との訴訟合戦やお金のもめ事や…


きれいな世界とは到底呼べないが、
そんな欲望、こそが社会や時代を動かしている
その証人としてそこに居合わせられるような感覚が
この映画から味わうことが出来ます。


      1. +


しかし、それにしても
you tubeなぞで観る彼の姿は、ちょっと映画とはかけ離れている。


かなり脚色されているんだろうな。
(本人も似ているのは服装だけ、って言ったようだし)


やはり実際はもっと理念とかあったんだろうな。そこの部分も知りたかったなぁ
(映画としては「余計な部分」なんだろうけど)


フェイスブックだな…今年は。。
もう少し、手を入れようかな。。