日本、予選突破の快挙に思うこと

岡田ジャパン、決勝トーナメント進出おめでとう!!


イタリア、フランスなど強豪国さえ1次リーグ敗退する中で
これだけ事前の試合で不安要素を抱えながらも2勝1敗は本当に素晴らしい結果!


アウェイでの勝利・リーグ突破、1試合3得点、初戦の勝利は日本初!
フリーキックでの1試合2得点は44年ぶり。しかも前回はペレ!
などなど、もう本当に快挙…いや、奇跡と言うほかない活躍ぶりです。


サッカーを素人ながら長年見てきましたが、これほど短期間に変貌したチームはちょっとないんじゃないだろうか。
それほど、目も当てられなかった親善試合からの成長はすさまじい。
デンマーク戦だって、自信満々で、観ていてヒヤヒヤはしたものの、負ける気がしなかったな。02年のチュニジア戦以来の安心してみられた試合だった。


どうしてこれほど変貌することができたのか。
外から観てても分からないし、それはW杯が終わってから徐々に明らかにされるのだろうけど、
一つあるんじゃないかと思うのが、ドイツの惨敗の経験。


今回は、スタッフも選手も、チームマネンジメントの大切さを肌身に染みて分かっていて、メンタリティやチームの雰囲気作りをコントロールしようとしていたことじゃないだろうか。


いつ崩壊してもおかしくない状況で、そこからの成功。


フランスやカメルーンなど、直前の試合で調子の悪いチームにとって立て直しは至難の業。
それをやってのけたのは、ドイツの教訓を生かそうという意識の高さにあるんじゃないか。


ハーフタイムで本田をねぎらう控えの俊輔。
歓喜の瞬間、輪の中心になって喜ぶ稲本。
ゴールを決めると真っ先にベンチに走るスタメン選手。
そして、岡ちゃんは「我々のチームは…27人」と言う。「23人」ではなくて!


チームとして結束し、あれだけの逆風の中、結果を出した代表に感動を覚える。
「サッカーがつまらない」という批判もあるだろうけど、でも何より勝つことが大切で、その先に行かないと見えない景色が絶対あるはずで、そこからまた次のサッカーへ進化させればいいわけで。だからとにかく、今回「勝った」ことが本当にうれしい。



そして、代表の活躍を観て、どんなに周りに批判されても、結果を出すためにやるべきことをやる、そのメンタリティがどれほど大切かを思い知らされた。


本田は次のパラグアイ戦に向けて、「最高の準備をします」と言った。
当日頑張ります、じゃなくて、今出来ること、「準備」をすること。
批判にいちいち惑わされずに、最高の状態で臨めるよう集中すること。


サッカーには人生で生きていくために大切なことがつまっている。


勝っても負けてもサッカーは続くし、次の試合はやってくる。


ならば、くよくよ過去をひきずるよりも、次の試合に備える。


大切なのはそのメンタリティ。


どんな状態で、試合を迎えられるかなのだ。