ユーザー視点のボランチになれるか?

わりに自意識過剰で、ついつい自分のことを言っているように感じてしまう。
そんな感じで今回もよそのブログ(「ユーザ視点であること」と「ユーザの声の反映」は必ずしも同じではない。 | ネット広告について(仮))を見て、「おれのこと!?」とか勝手に思って、再考してみた。

先日の話題、引き続き、です。



うまい商品開発の影には、消費者(ユーザー)視点有りなんだ!
と鬼の首を獲ったように今さら書き並べてみたわけですが、

作り手が考える時に「ユーザの声だから」ということを重視するあまりに、変なバイアスをかけてしまったり思考停止を生んでしまうようだとマズい。

大事なのは、「ユーザ視点」であって、「ユーザの声」ではない。


と、指摘されている通り、
そこに全く異論はなく、その「声」を判断できる「人」の能力(といっていいのかノウハウ化できるのか)が必要になると思っていて。


消費者の声をそのまま鵜呑みにしていたら、
作り手の「考え」なんていらないわけで。


あくまで作り手側の考えを補足(それは賛成意見だけ巧妙に取り上げるとかということでなく反する意見も咀嚼した上で採用すると言うこと)するものなんだと思う。


だからこそ「消費者視点」がテーマです、といっても
結局はそれを調理できるシェフの腕にかかってくる面が大きいわけで、
その点でくだんの商品の担当者はうまいバランサーだったんだろうな
と改めて感じている。



でも、そのバランス感覚って、FWにボランチをやらせてもうまくいかないようにある程度、技量、センス…必要だよねぇ。。


古い話だけど「R25」作成秘話で、
読者座談会で新入社員が「日経読んでます!」って言っていたが
よくよく話を聴いてみると、それは「読んでいる」フリで、
実際にはあまり記事を理解していなかった、と。
そのことからあのR25の記事体裁が出来上がったって…
ってことにも近いのかな。


読者の意見を真に受けずに、あくまで「仮説検証」する。


ってことでしょうか。。

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)

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