池谷の希望の星☆

先週末の「アーストリップ」で惜しみない協力でツアーを後押ししてくれた
自立支援NGO「JEN」http://www.jen-npo.org/の「サポーター感謝祭」に行ってきました。



JENは新潟県だけでなく、世界中を自立支援の活動を続けているのだがそれは多くの企業やサポーターによって支えられている。そんなサポーターを招待しての感謝祭に交ってしまって、恐縮だったのだけど、楽しい時間を過ごせました。何より、JENスタッフや関わる人たちの出すオーラはすごく気持ちがよくて、パワフルでポジティブで、どこよりも未来志向の空気が流れていた。



そんな中、池谷集落に来年2月から移住を決めたという夫婦にあった。


ツアーの最中に、そんな人たちがいると聞いていたのだけど、
まさか…ほぼ同年代、の若夫婦だった。


しかも現職はコンサルタントで、大阪出身の田舎経験はナシ。(もちろん池谷にボランティアで関わっていた経緯はあるが)そんな人がなぜ、移住を決断したのか?? 



彼いはく、このままいくと、日本の農業も林業もダメになる。都会ばかりが人が多くなり、田舎は過疎化。そんな現実を少しでも変えたい、と移住を決めたと。そのきっかけになったのは、サブプライムから続く金融不況だった。自分が田舎に行けば、行かないよりは説得力があるし、自分を実験場にして、モデルにしたいと。



最初のうちは、どんな田舎志向の人なのかと思っていたのだけど、話を聴いてみると見事に自分たちの問題意識と通底していることに気付かされた。
彼がすごいのは実際にこうして行動に移したこと。
しかも目の前の人を説得できないんじゃ日本中を説得できないと、移住に反対する奥さんと1週間、池谷を旅行し、身体で感じてもらったのだそう。


彼の実際の生活や経験が、全国の田舎へ行ってみたいという人たちのハードルを下げることができるようぜひとも応援したい。(TSでレポートするのもいいかもしれない)



そして、彼らが池谷へ連れてゆく1人の宝。
それが2歳の息子さん。


彼らが池谷を回っていると集落のみんなが、子供に大切に接してくれることに気付いたのだそうだ。
「子は宝」という言葉をこれほど実感を持って感じたことはなかった、と。


池谷に子供が増えて、「廃校」が「開校」する未来がくるだろうか。


きっとその時には、「池谷発」で未来が面白くなっている姿を
見ることが出来ているような気がするのです。



※旅に同行してくれた写真家、武田陽介さんが素敵な写真をたくさん撮ってくれた。