松丸本舗@丸善

かの「千夜千冊」で有名な松岡正剛が、丸善で選書・空間プロデュースを手掛けた
松丸本舗」。
会社帰りにのぞいてみました。
http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/8515.aspx


各セクションごとに、テーマに合った本が、時に整然と、時に乱雑に並べられ
まさに本の迷路に迷い込んだような。


割と固めな本が多いのも特徴でしょうか。
壮大な幅允孝、みたいな。。


なんだか行く前から疲れていたので、
がっつり見回ってやるぜ! という気概もなく
さらっと見ただけなのですが、


こうやって普段の書店とは違った陳列の仕方…
つまり時間軸や空間軸が絡み合ったような本のまとまりに
身をなげうっていると、いろんな考えが頭の中で連鎖してくような
感覚に陥る。
(いや、陥るだけで、いいアイデアが出て来るわけじゃないですけどね!)


にしても
これはネットではできない情報の仕入れ方だ。


本の良い点は、
膨大な時間に耐えてきたというところ。


ネットでは古いものは消されていくし、全ての情報がフラットになってしまう。
(それが利点でもあるけど)


ネットが便利な臨海地区高層マンション郡であるなら
本は歴史ある商店街というか。



amazonの台頭や電子書籍キンドルの日本販売開始のニュースなんかもあって
書店がやばい、とはよく言われている。
たしかにこうやって独自の空間や書棚編集術を駆使していかないと
小さな書店は厳しいだろうなぁって思う。
でも逆に言えば、こうやってリアルな空間で
読者を挑発できるのは書店の大きな利点なのだから
それを活用しない手はないんじゃないだろうか。。


雑誌が休刊していって
出版不況が叫ばれている時代。


情報の器は多様化しているけど、
その器と盛り方さえ、正しくマッチさせれば
ちゃんと情報を届けていくことが出来るような
気もしている。


ひとまず、
「いや〜やばいね!」みたいな
話で盛り上がっても、もうしょうがないじゃない?って
気分です、最近は、ホントに。。


脈略ないけど、また改めて。。