ICタグが導く未来?

『脳で旅する日本』を買った。
すると、最後のページ見慣れないものが…


RFIDタグである。


いわゆるICタグ
イカPASMOに入っているあの一種だ。
小型で大量の情報を蓄積できる、その上非接触(離れていても)情報を読み取ることが出来ると言う優れもの。駅の改札も今や非接触で通過できるしね。


前職(某印刷会社)時代にICチップは出版業界への売り込み商材として、RFIDは救世主のような扱いを受けていた。在庫管理やトレーサビリティもこれまで以上にラクに出来て、本の周辺の情報管理が劇的に変わるだろうというものだ。実際には自分のいた頃には、値段が折り合わずに商品化には至らなかったようだが、実証実験は繰り返されていて(特に某流通会社など)関心は高かったようだった。


そんなICタグ
見るにかなりの注意書きが。
いはく「あなたの個人を特定するような情報を蓄積しているものではありません。」と。
そりゃそうだ。いやだよね。自分が買った本の履歴が残るだけじゃなくて、追跡されてたら。。


その日のうちにブックオフに売ったぞ! とかね。


そう。
ICタグの需要の一つは、万引き防止でもある。
都内の書店では、新刊と新古書とを並列で売る陳列もあるらしい。時間の蓄積が大きな魅力である本にとってとてもよい売り方であるのは間違いないので、ぜひ推進してもらいたいし、万引きが防げれば、本屋が過敏になる必要もないのだし。
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000000908030001


はてさて、ICタグ。今後、広まっていくのだろうか。そもそも読者にメリットってあるのか?
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=NN000Y576+31122007


自分の印刷会社時代を少し思い出して
懐かしい気持ちになったのでした。


脳で旅する日本のクオリア

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