ap bank fes 09


今年は出演者がそれほどでもないからいくのやめとこ。


そう思っていた今年のap bank fes。


しかし、DL限定のbank bandの新曲を聴いたら
いてもたってもいられず、
オークションにてチケットを購入。
レンタカーを飛ばして、参戦してきました。(二日目)


計画性のなさ、ここに極まれり、です。ホント。



しかし!

やはりいってよかった!


やはりあそこには独特の空気があって。

ライブだけではない、
楽しさがいくつも用意されているのもこのフェスの魅力なのです。


集まったエコブランドの露店を見たり、
オーガニック料理に舌鼓を打ったり、
つま恋公園をはしゃぎ回る子供たちを眺めたり


ピースフルな空気を堪能してきました。
(ライブは半分くらいしか見てない!)




石井竜也今井美樹スガシカオなどをみたわけですが、
結局、ぐっとくるツボは、相も変わらずミスチルだった。。


もう彼らのライブなんて見飽きてるわけですよ。
正直なところ。


5月にも観てるわけだし、選曲もそんなに変わるわけじゃないし。


だから、アリーナなんかで、いかに趣向を凝らした仕掛けを施されても
ある程度は予定調和なわけなんですよ。



それでも、やっぱり打ちのめされたその理由は…

ライブの「仕掛け」が及ばないはずの「天候」さえも
彼らが味方につけて、演出してしまうからなんです。


それまで快晴だった天気は、ミスチル登場ともに徐々に怪しくなり、
『エソラ』では、土砂降りの雨に。


そんな中、弾んだリズムを刻みながら、こんな風に歌う。

雨に濡れぬ場所を探すより
星空を信じ 出掛けよう


雨に降られたら乾いてた街が
にじんで奇麗な光を放つ


心さえ乾いてなければ 
全ては宝石に変わる

そして、「蘇生」で

何度でも 何度でも
僕は生まれ変わっていける

今も心にかけた虹がある


という歌とともに、雨は上がり、


『and I LOVE YOU』へ。


雲の切れ間から、
夕焼けが
全ての景色を奇麗に染めてしまう。


どうしてこんなドラマ生み出せちゃうんだろう。


計算されたもの、人力で作られた演出からの感動って
やっぱり予想された範疇のものでしかないと思う。


想像を超えたようなことが起きたとき、
そんなことあるわけないよねーということが
現実に目の前で起こったとき、最も人は感動できる。


それって、でも偶然に委ねるしかないわけで
その意味では野外のイベントって、
「自然」という最も人間の手が及ばない事象と
共存して成立するという偶然性に溢れた瞬間なのだ。


櫻井さんも、歌っている途中に
夕日を指しながら、
「きれいだよ、きれい」って言っていた。
(歌の途中ですよ!)



奇跡というとおおげさだけど、
普段の都市の生活では味わうことの出来ない、
予測不可能な自然のいたずらを身体中で感じられた。


突発的だったけど、やっぱり行ってよかったと思えた。