えん罪だと卵だとか

罪を犯していないのに17年間も投獄されていたら
自分だったら気が狂ってしまいそうになろうだろう。


ニュースを聞いたとき、そう思った。


痴漢でえん罪、の比じゃないくらいのやるせなさがのこる。


有罪率99.9%にしては、報道で漏れ聞こえて来る冤罪の数は多すぎやしないか。。


正義の顔をした権力の恐ろしさを感じる。



話は変わるのだけど(根底では繋がっているかも)
1Q84』読んでます。


これだけ売れているのは、情報を一切隠したプロモーション(もはや宣伝と呼ばない?)が
現代の消費者にばっちりはまった、ということもあるのでしょうが。


それにしても、本当に面白いです。
まだ1巻目を読み終わっただけですが。


彼のこれまでの、問題意識がふんだんに盛り込まれていて、
物語に通底している「存在」が読者をおびやかし続けています。


イスラエル賞受賞スピーチの「壁」、について
物語の形をとってぼくらの前に提示してくれているようです。


正義や正しさ、社会性…そんないかのもそれっぽい見え方のするものが
いかに知らないところで、誰かを損なわせているか、その危険性に
少しでも気付いてほしいという意図をなんとなく、感じたりしつつ読み進めているところです。


こんなに面白くて、どうやって終わるんだろうか…
と、ラストに多少の不安を抱きながらも、物語の中にどっぷり浸かっています。


さて、週末は、新潟まつだいにアースウォークに行ってきます!!