LOCAL SOURCE 覚え書き

今、参加しているhttp://tokyo-source.heteml.jpの活動の中で、東京だけではなく地方での(アート、ソーシャル、文化的な)活動に目を向けた「LOCAL SOURCE」という案が少しずつ動き出している。

地方には面白いことをやろうとしている活動が大小かなりあるし、それを拾い上げて紹介するだけでなく、さらにそれらを繋ぐ「ハブ」の機能も目指して行こうというもの。


なぜ、地方なのか?
個人的な今の答えは「地方の再発見」が「個人のライフスタイルも活性化する」と感じているから。


そもそも。
金融危機、環境問題、政治不信に食の問題で、これまでの価値観、つまり「成長」や「お金」で幸せが代替出来る時代は終わってしまった。そこに価値を求めにくい時代。特に若い人にとってその想いは強いんだと思う。

現代は「モノには不自由しない」「全てのものが便利である」という時代でありながら、「でもなんか幸せじゃない…」感につきまとわれる。
「じゃあ、何に価値をおいて生活することが豊かなのか」
そこを突き詰めて行くと到達するのが、失ってしまったものって本当はすごく気持ちのよいものなんじゃないかという結論。しかも、僕らの世代は「失ってしまった」んじゃなくて、気付いたらなかった、あるいは記憶の奥底にはあったかもしれない程度の文化・生活なのだ。
それって上の世代は捨てたかもしれないけど、意外といいんじゃないの?という生きる上での直感。
それが、今「LOCAL」とひとくくりにしているテーマのような気がする。


たとえばそれは、「学び」「農」「家族」「自然」だったり、「ロハス」「スロー」「エコ」だったりの言葉に置き換えられると思う。


それらは、今、地方のいろんなところで勃興している。


「100年に1度の危機」だからこそ、ライフスタイルと社会構造をドラスティックに変革するチャンする。と、まぁそこまで大それたことを言うほどではないのかもしれないけど、地方の資源(SOURCE!)をリファインすること、紹介すること、繋げること、さらに活用することは、今すごく面白いことなんだと思います。


そこに当然からんでくるのは、「旅」の要素。


しかも、これまでの観光旅行ではない形態の旅。

見所を回るのではない新しい旅の形。


いや、意外とその芽はいろんなとこで出てきているんじゃないかな〜。