朝日の夕刊

最近気付いたのだけど朝日新聞の夕刊で8/1から『雑誌はどこへ』という雑誌特集が連載されている。

途中から読み出したのではっきりとは分からないけれど、どうも風当たりの厳しい雑誌業界にあって、独自の路線で健闘している雑誌を取り上げ、雑誌の生き残る道を検証しているようだ。古いものを取り出してみると『IN Red』『BEGIN』『東洋経済』『AGEHAディアゴスティーニなど多岐渡る媒体を取り上げている。
どれも一度は部数を減らしながらも、新しいやり方を模索する中で部数をV字回復していったという話。

その中でも印象に残ったのが、主婦の友小学館女性誌が中国の会社と提携して同じ雑誌名にて発行し、使用料で儲けているという話。もはや日本ではこれ以上の売上は期待出来ない。だからこそ、海外、特に中国で売上を伸ばすことは成長するためには重要な要素となる。
ちょうど朝刊で「日本の内需には期待出来ない。だからこそグローバリゼーションで国境を越えられる大企業だけがもうけ、バブル以上の好景気(大衆に実感の伴わない)が続いた。賃金の上がらない状況では消費が国内経済の牽引にはならないのだから、新興国でいかにもうけをだすかが、成長のためには必要」といった趣旨の記事を見ていたので、それは国内市場のみを相手にしている出版業界も全く同じだろうと思う。

言語の壁はあるとはいえ、外へ出て行く必要があるのだと思う。

その前に、自分にはもっともっとやることが山積みではあるのだけれど。