BRUTUS フクヘン鈴木さん
Aquentというクリエイター就職支援企業の主催にて六本木ミッドタウンにて。
BRUTUSの各特集の中でも、特に鈴木BRUTUSが好きなのでこれは!と思い申し込む。立ち見も出るほどの盛況だった。
フクヘンさんの特集では、若中、杉本博司、西洋美術などそれを読んで感化されて作品を観に行くことが多々。そんなことを繰り返すうちにすっかりアートの魅力にはまってしまう。アート以外でも、茂木さんや最近では井上雄彦特集は楽しく読ませてもらった。ちなみに井上雄彦号は20万部を超えているとのことで男性ライフスタイル誌としては驚きな数字だ。
内容は、これまでも耳にした制作裏話から編集極意まで。
人脈術など参考になる話も多かった。列挙しておきたい。
- 人脈は仕事でしか出来ない。パーティなどの異業種交流会では本当の人脈は生まれない。仕事が花なら、人脈は果実。そのために相手の「承認欲求」を満たす。「まさにここを評価してほしい」というところを外さずに、理解する。
- トラブルを歓迎しろ(マグナカルタ)。トラブルがあったら5分でも早く現場へ飛び出す。
- 二つの相反するものを一つの仕事に凝縮する。ダイナミックと緻密さ。瞬発力と持続力
- 情報収集は「人」である。むしろ偏った意見の方が面白い。それをいかに自分がひっかかりを持って拾い、ストックし、発酵させられるか。引き出しに入れておいて、必要な時に出す。どれを重要なこととするかに自分が出る。
- ブームを作ろうとして、雑誌を作っていない。増幅回路。勝ち馬に乗る。これは流行るというものを1.5倍のして見せているだけ。素材のよさがあるから流行る。
なかなか聴くことの出来ない現場の声であって、非常に感銘を受けた。なんだかんだいって、最後に面白さを持てるのはいかに人と会って話が出来るかということなのだろう。5年もの間、誰かの言葉を覚えていて、特集に仕上げるところはまさに編集ならでは。そこに、瞬発力と持続力を感じた。
今週末から展示も始まるそうなので、そちらも見逃せないのである。
フクヘン。- 雑誌ブルータス副編集長、鈴木芳雄のブログ
行きすがらタワレコで菊池成孔の新譜を購入。
歌謡曲ポップスに浸っていると突然、難しい音楽を聴きたくなる。読書における思想本みたいなもんだ。(分からないけど浸っておきたい)
プライマルとBECKの新譜もいい感じ。要チェックだ。
- アーティスト: Naruyoshi Kikuchi Dub Sextet
- 出版社/メーカー: ewe records
- 発売日: 2008/07/16
- メディア: CD
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