『めがね』

・雑誌、「KU:NEL」「ecocolo」「リンカラン」などを愛読している。
・いつか一人旅に行ってみたい
・何も考えずに羽を伸ばす、ということが不得手。
・身体と心にいいことしたい。
スローライフに興味がある。
・めがねをかけている。



上記に当てはまる人は、是非この映画を観に行ったら良いと思います。

かもめ食堂』の監督が描く、何も起こらない映画。日々の生活に疲れた主人公が、非日常を味わいに訪れた沖縄の離島で、徐々に心を解きほぐしていくまでの過程を、何も起こらないままに淡々と、あるいはじっくりと描いた映画。


各々の登場人物の過去や経歴などはそっちにおいて(それは島の人々の姿勢であると同時に観客にも求められる姿勢のようにも描かれる)いかに島の生活を楽しむか、ということが主眼におかれる。


とにかく、食べ物がおいしそうでたまらない。
そして、海がきれいでたまらない。
もうそれだけで十分なのだ。



カキ氷を削る行為が、とことんじっくりと描かれ、そこに意味を見出すでもなく、ただただ、あぁおいしそうだなぁと感嘆し、心のほぐし方を学ぶ。


そんな映画。


携帯電話の電源は切って、お出かけ下さい!!