島根旅行 1日目!

その土地に呼ばれているのではないだろうか。そう思ってしまう時がある。全てが、偶然と言ってしまえば偶然。思い込みと言えば、思い込み。でも、それをちょっとした奇跡と思えば、なんだか目の前の景色が違って見えたりするんじゃないだろうか。プチスピリチュアル?たまにはそれもいいのかも。
 呼ばれるように行って来ました、島根の旅。まずは米子空港鳥取)にin。そこから車でいざ西に!


↑まずは出雲大社。10月だよ、神様全員集合!

↑大きな注連縄にコインを挟み込むといいコトが…
10月は陰暦で「神無月」。全国の神様がココ出雲大社に集まるから。だから出雲の国では10月は「神在月」。いつもよりちょい多めなわけです。

↑昼は出雲ソバ。店名は「平和そば」。終戦間もない昭和22年開業。平和を願ってつけられた名前だそう。
さらに国道9号をひたすら西へ。真昼間だというのに信号は黄色点滅で、何度もブレーキを踏むストレスに悩まされることなく、スムーズな走り。ふっと空を見上げると、鷹のような大きな鳥が優雅に羽を羽ばたかせている。それに導かれるように、海岸線沿いの道をひたすら西へ。
 着いたのは浜田市。予想通りというべきか、観光スポットなんてしゃれたものは特にない。おじいちゃんやおばあちゃんの多い、島根の小さな街。もちろん分かってはいたのだけど。
ひとまず向かうは観光案内所。何もないかもしれないけど、いかないよりはまし。何もないということが分かることの方が、人生においては前進になりうることもある。

案内所にいき、観光難民であることを正直に告白。相談を受ける。どこに行けばいいんですか。今日の一日のスケジュールは全て次のおばちゃんのアドバイスに寄っている。大げさでもなんでもなく。
すると窓口のおばちゃんは、親身でおせっかい的おばちゃん口調にて水族館を勧める。僕らは興味を示さない。そこでちょっと白状する。
天然コケッコーのロケ地ってこの辺ですか?」
 いや、ロケ地めぐりなんて恥ずかしくて出来ないよね。そんなことしてる人の気が知れないよね。なんてこれまで馬鹿にして生きてきたんですから。だから、ロケ地めぐりじゃないんです。たまたますることがなかったから、まぁせっかく来てみたことだし、映画の風景でも見てみたいじゃない。そう。そういうこと。おばちゃんは最初から最後まで親身に、案内してくれました。素敵な島根弁で。そして僕らが向かった先は…


↑観光案内所のある駅前。この時計は定時になると、石見神楽を踊りだす

↑舞台となった後野小学校。ロケ地・・・

↑浜田は海岸沿いの街。港も浜辺もある。海水浴だって出来る。

↑さらに浜田から50kmほど内陸にいったところにある山奥の宿泊地。一泊5000円は安い。

↑宿泊地の近くの散歩道。朝日がすごく気持ちいい。

すごくのんびりとした夏の日の一日。一体何にひかれてこんな遠くまで来たんだっけなぁ。そんなことどうでもよくなるほど澄んだ山の空気にたっぷり浸りながら、それでも夜はいつも通りにふけるのです。