大阪マラソンのこと

先週末に大阪マラソンの第一回大会を走ってきました。
フルです。


大学時代以来ほぼ10年ぶりのフルマラソン
あの時はもう二度と、二度と走るまいと心に誓ったものでしたが、人間の意思とは弱いもので、そんなつらさもすっかり忘れて、勢いで申込み。

さらにその勢いで5倍の倍率をくぐり抜けて、当選、というわけです。


ただ、すごく楽しみな大会でもあって。


やっぱり旅好きなだけあって、あまり知らない街を、
しかも普段なら走れない道を自分の足で走れるということはすごく価値のあることで。


前回の時のように前半飛ばしすぎてへばって、後半死にそうになる、なんてコトはきっとないわけで。


10年間で学んだことは自分の弱さを知ることと、
そのための対処療法。


歳をとるのはわるくないことです。










タイムは4時間27分で目標が5時間切りだったから自分としても納得。
でも人間とは欲深いもので、今度は4時間切ってみたい。
サブ4のためにはどうしたらいいんだ!?
なんて考え始めている。
物事に満足しないと言うのも自分の性癖なのかもしれない。


なんだかんだいって、走ることについてはずっと続けていることでもある。
ストイックではないにせよ、今も以前の家も走るルートは決まっていた。
結局、嫌いじゃないんだろうなぁ。


30kmを超えたあとに突然来る、あの理不尽な苦しみも
今回は4時間の大作ipodを持参していたので、苦しいながらも
楽しみながら乗り切れた。


しかも都市型マラソンのすばらしさともいうべき
沿道の応援。


大阪のノリの良さか、すっごく騒がしくて
それが40km、ほぼ途切れることなくて、
自分を応援してくれているかのような錯覚にすら陥らせてくれるほど。


応援する人がいて、される人がいて。
なんだか、すごくいいなと感じた。


途中で小雨だって降ってたっていうのに。


そんな、
自己啓発ソングと沿道の惜しみない応援。


途中でいろいろ考えてしまって、泣きながら走る場面もあり…
(いやー恥ずかしい。ほんと)
涙をこらえながら走るランナーって、どうよ。
(しかもたいした感動シーンでもないのに!)


そんなこんなですごく愉しかった。


きっとまた走りたいと思うようになると思う。


苦しいのが愉しいって、どうかしてるけど、
それもきっと性格なんだろうな。


人生でうまくいってるときなんておそらくなかったし、
もしうまくいってばかりいたって
そんなの怖くて、逆にびびってしまうような
そんな性格。


それと付き合いながら、
人生と重ね合わせながら
これからも走っていくと思うのです。



もう疲れただれかたすけてよ
そんな合図出したって
誰も観てない
ましてタイムを告げる笛はならねぇ
…なら息絶えるまで駆けてみよう」