すずき結婚式

前日の会社の忘年会で5時までしこたま飲んで、6時発の新幹線で一路、仙台へ。


「酒臭い」とか旅を共にした友人に軽く切れられながら、9時にホテルに到着するも、チェックアウトは午後の2時。すぐに入れてくれと、若干酒の残るテンションで交渉。もちろん、あっさり断られる。
仕方なく、ロビーで仮眠。せめて風呂には入りたいので、30分部屋に入るのを早めてもらい、どうにか正装になる。一安心。


そんなこんなで迎えた、すずきひとしの結婚式です。


相手は、ポンポンピー。
(日本人です。)


なんだか「お似合い」の二人で、笑顔の印象的な本当に素敵な式だったと思う。


最後にbank bandの「糸」を演奏&歌うのだが、
それがなんともたどたどしい。
そして、そのたどたどしさが、また彼らしい。
普通は、そんなうまくいかないだろうってことをあえてやろうとしないじゃないですか。

でも、それをやってしまうのは、場の空気が読めないとかじゃなく、
その方が必死さが伝わって好感度アップするんじゃないかとかいう
姑息な計算もありつつ(推測)うまくいくかどうかを超越した
「不器用な美学」がそこにあるからなんだろうな。

(そういえば昔、「飛べない翼が」どうのとか言っていたような。)


そんな友人がついに結婚したのかーと思うと感慨もひとしおで、
うぅ…涙をこらえるのに必死…と思って
ふと後ろを振り返ると、膝掛けをびっしょり濡らしながら泣きはらす
友人一人。


そこ、気兼ねしなくていいのねー。



新郎からいただいたメッセージカードには、


「大学一年の夏合宿の行きのバスで隣りの席になった」ことが書いてありました。


記憶に残るエピソードなんていくらでもあろうもんなのに
そういうささやかなことを記憶にとどめておけて、引っ張り出して来る。


そんなとこに
日常を居心地よくできる男っぷりを感じるんだよね。



…でも、結婚相手としてお薦めできる!
とは断言できないかもな。
醤油飲むし。笑