植樹ツアー「アーストリップ」のこぼれ話?

心落ち着かず、なかなかブログが更新できていない間に
11月も終わってしまいました!
なんてこったい。


先日来よりリリースしていますが、
「アーストリップ」と称した新潟県池谷集落(限界集落)への
植樹ツアーを企画・催行します。
http://www.tokyo-source.com/local.php?entry=91


このツアーを始めた発端やきっかけは様々あって、


さらにはいろんな偶然や好意が重なって、
「商品」の形にすることができた。


理念、あるいはツアーがめざしているものは
サイトを見てもらえれば充分ではないかもしれないけど
伝わると思う。


ここではちょっとだけ、個人的な想いを。。。


1年前までガイドブックを作り部署にいた。
さらに自分自身もそれなりに、旅好き。


でも、観光、やツアーには違和感も感じていた。


例えば、何年か前に行った石見銀山
世界遺産登録直後で、静かな町が人でごった返してた。
夏の暑さとバスのローテーションの不手際などあって
バス待ちの客はかなりイライラ度。
逆に町を歩けば、現地の人は客の多さに辟易の声も聞こえて来る。


都会から、変わらぬ便利さを求めてきてしまう観光客と
それを邪魔者扱いする地元の人。


旅って本来、人との出会いがあってこそ
本当に面白さを感じるはずなのに、
そこにあるのは、自分たちの価値観を変えずに
交じり合ってしまったがゆえの「衝突」になってしまっていた。


マチュピチュ屋久島も同じで
観光客のマナーで景観危機が叫ばれている。
ガイドブックもあるいは、その効率的で価値観を変えない旅を
助長している面もあるかもしれない。


そこから感じたのは
旅って、現地の人の犠牲の上に成り立っているものでは
ないはずだってこと。


来る人も受け入れる人も
同じくらいに楽しめて、価値観を少し変えることの出来る旅。


ボランティアとか、エコとか興味なくても
ツアーに乗っかって、自然と心がほぐされる旅。


そういうものがもっとあればいいなと思った。



ネットが出てきて、世界中に秘境なんてない
と言われる世界で、
見慣れたはずの田舎が旅先になってしまう今の時代。


行き先の有名度じゃなくて、
どんな体験と出会いが起こるのか、

これからは、そんなことで旅が選ばれる時代のような気がします。