U BRAINS

TSの繋がりで「U BRAINS」という非営利団体主催の上映会に行ってきました。
http://blog.livedoor.jp/tetra_/archives/52308519.html


作品はアーティスト・UAの沖縄でのドキュメンタリー「ククル」。

沖縄本島北部・高江地区にはやんばるという生物多様性が日本一という貴重な森が存在している。そこに2006年、突然、日米間で米軍ヘリポートを建設することが決定した。ヘリポートを作ると、森の生物はおろか地元の人の生活もおびやかされる。現在これに反対する地元有志の人たちは、団体を結成し、座り込みを続けている。ドキュメンタリーは、有志の人たちのためにUAが現地ライブを通して、この内地の人たちには知られていない問題を提起し、問題解決の一助としようとする姿を描いている。


映画の中で、UA自身も核心に迫ることを言っていて、地元の人たちも賛成に回る人、仕方ないと思う人、さほど関心のない人、様々な人がいる。そして国同士の思惑を考えると、どうすればいいのか、本当に分からなくなる問題でもある。そもそも基地がないと、日本は自分たちすら守れないのだから。「理想」とともにすぐそこにある「危機」を考えずにいられなかったり。


でも、地元の人たちは言う。
「戦争に加担する施設は断固反対」「自然を守る。」「理屈じゃない」と。


たしかに基地派の理論は理解できる。でも、それでも、僕も反対派に与していたいと思った。
それは、村上春樹エルサレムで「卵」の側につくと断言したように、信念のようなものかもしれない。


まずは、知ること。世論が動ければ政治も動く。
「夢」の反対語は「絶望」。そうUAは言っていた。


2009年に入って、国は「座り込み」の人たちに対して裁判に訴えたらしい。森を造ることは、ビルや施設を造るよりもずっと困難なこと。それをもっと噛み締めていたら、こんなやり方が間違っていることは「生理的」に判断がつくはずだ。


http://takae.ti-da.net/
http://www.jvcmusic.co.jp/ua/uauaua/


帰りに、BEPPU PROJECTで出会った方とお好み焼き。
LOCAL SOURCE、楽しくなりそうだな〜