終末のコンフィデンスソング

ミスチルの新アルバムに「終末のコンフィデンスソング」という曲がある。


なぜ今更、「終末」!?と思わされるのだけど、でも、よくよく考えると現代こそ「終末」観の合う時代もないのかもしれない。
テレビやニュースは「不況」の言葉をまき散らし、それを観る僕らは「なんて酷い時代に生きているんだ」と日々刷り込まれて動いている。ソニートヨタ円高も僕らに終末観を植え付けるのに一役買ってるわけだ。


こんな時代にシニカルのなるのは簡単で、だからこそそれは意味のないことだったりするわけで。
今ほど「動くこと」が重要な時代はないのではないだろうか?


「終末のコンフィデンスソング」は10年前作られた「マイ コンフィデンスソング」を思い起こされる。あの当時、「流れに乗って行こう」なんて肩の力を抜いて歌っていた姿はここにはない。

今目の前で起こっていることを
楽観も悲観もなくちゃんとつかまえたら、
足下に落とした視線を上に上げ
胸をはれ!


それが現代にぴったりのメッセージになってしまうのだ。
結局、それしかないのだ。


少なくとも、環境のせいにするな、という自戒をこめて。