「アーストリップ」池谷植樹ツアー、無事終了!

TOKYO SOURCE初の旅行企画ツアー。
アーストリップ。


ただ通り過ぎるだけ、消費するだけの旅ではなく
その土地により深く関わり、土地の持つストーリーに共感し、
さらに土地のサポーターになれるような旅は出来ないだろうか、
そんなことからスタートしたツアー。


今年から始まった
「ローカルソース」という
東京だけじゃなくて、各地域の面白いことを繋げて、
さらに日本中に「面白いこと」が連鎖していくような、
そのためのハブを目指そうというプロジェクトの一つの結実でもある。


そんな大風呂敷を広げたツアーだったのだけど、
実際に、参加してくれる人からお金をいただいて、迎えるには
理念だけじゃ回らないところももちろんあって、
現地で力を貸してくれた様々な人のご好意や善意ナシでは
成り立たないような旅になった。


主催者として「池谷」という土地の持つ磁場に助けられたんだと
今、振り返ってもそう思う。





地域おこし実行委員の代表山本さんが案内してくれた。
アーストークでの山本さんの震災の話は臨場感が溢れて、迫るものがあった。
地震が恐くて、家に入れないなんて、実際に体験した人じゃなきゃ分からない感覚だ。


ボランティアの方が前日から仕込んでくれた。
すごくいい雰囲気で開催することが出来た。


トーク中も、ボランティアさんが壇上で話す機会も。
多角的に池谷を見れて、すごくよいアドリブだなぁと感じた。


集会所始まって以来という40人という人数での宴会。
池谷と隣りの松之山との交流や、ボランティア以外の人が参加する集会などなど
これまでにない試みとなった。
全く違う出自の人たちが何の因果かこうしてこの場に集った。
それだけでも感慨深い。そして、地元の人はお酒が強い。。。


昔から伝わる天神囃子を披露してくれた。口承で伝わるらしく、集落によって
音程や歌詞が微妙に違う。思わず泣いた人もいたくらい。
大量生産に乗らないもの。時を経て、受け伝えられているものの「強さ」を感じた。


夜は囲炉裏のかくら。そばを打ったり土器を作ったりと多趣味な主人。

翌日は中渓宏一さんを講師に植樹。提供もあり、100本の苗木を植えた。
人生で木を植えるのは初めてだ。育つか心配。。またここに見に来る楽しみが増えました。


メッセージボードに想いを書き込み……

「命の森」に打ち付けます。

みんなで輪になり鐘を鳴らす新野さんの「世界同時共鳴プロジェクト」
一分間の沈黙の時に鳥のさえずりが聞こえてきて、これまで見えないものが見えた気がしました。

そして次に中渓さんの音頭で「アースジャンプ」!

着地したときに本当に世界が変わっていると思ったのは
僕だけではないはず。。

  1. +

まだ客観的に見れるところまではいっていないけど
終わってみると、現地でゆっくりウォークする時間がなかったりだとか
ボランティアの人たちともっとゆっくり語らう時間が欲しかったとか
いろいろ反省点は出てくるものです。


でも、これで終わりじゃないので。


こうして足跡を残したからには、
どんなことを感じたか、どうやって関わっていくか、
それを少しずつでも還元していくのが責任だと思っています。


どうして、池谷なのか。


そのヒントになりそうなのが、


トークの中で木山さん(JEN代表)が言っていた
「必要とされる感覚」なんだと思う。


池谷の人たちは「なんでこんな何もないところに来るのか」
というけれど、池谷の人にとって、
みんながそこにいくから池谷の良さが再発見できる。


池谷を訪れる人も、地元の人たちに受け入れてもらえる感覚があるから
また行きたいと思える。


結局、人のつながりなんだと思った。


13人というまるで家族のようなサイズ。
そこに住むみんなの顔が見えて、しかもみんな人懐っこくて、愛らしくて。


そこに住む人、一人一人の魅力。


「田舎」とかそんな漠然としたものじゃなくて、
人の顔が浮かぶ場所。


それこそが土地の持つ魅力でもあり、
人々を引きつける理由でもあるんだと思わされました。


なんだか今回の旅からもらった熱は、大きかったな。



参加者の皆さん、JEN、ボランティア、池谷の皆さん、
交流会に駆けつけてくださった方々


……本当にありがとうございました!!


ここから何か始まっていく予感がしています!!




十日町市地域おこし実行委員のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/iketaniiriyama/MYBLOG/yblog.html

毎日新聞に取受けました
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20091207ddlk15040088000c.html